MLMで成功できる確率は?
MLMに参加する動機は人それぞれだと思いますが、本気でビジネスとして取り組んでいる人は、「どれくらい成功の見込みがあるのか?」ということが気になるのではないかと思います。
今回はMLMのビジネスとしての成功確率について書いてみることにしましょう。
MLMと一般のビジネスを比べると・・・
何を持って「成功した」と言えるかどうかは人それぞれかもしれませんが、ビジネスと定義する以上、数千円や数万円といったお小遣い程度のお金を得ただけでは成功者とは言えないでしょう。
少なくとも数十万円以上、生活費をまかなったり、ある程度裕福な暮らしができるレベルに到達することが、多くの人がイメージする「MLMの成功者」と言えると思います。
そして、MLMでその成功者になれる確率はといえば、恐らく何らかのお店を出したり、自分の専門知識を活かして会社を立ち上げる、という方法の10分の1~数十分の1くらいになると思います。
成功哲学についての本『図解億万長者専門学校』 (タイトルはちょっと怪しげですが、中身は堅実で分かりやすいなかなかの良書です)の著者であるクリス岡崎さんも、MLMを「経済的成功のために有効な選択肢」として認めながら、その確率は他のビジネスと比較して極めて小さいということを書かれています。
なぜ成功確率が低いのか?
MLMの場合、通常の起業と違って開業のための資金や専門知識がほとんど必要ありません。
もちろんこれは長所でもあるのですが、事業計画を立てて少なくとも数百万円規模の資金を用意した上で起業するケースと比較すれば、どうしても気合の入り方が違います。
だから結果として、途中で挫折する確率も高くなってくるわけです。
「私は気合十分だ!絶対に挫折しないから大丈夫!」
という人もいるかと思いますが、事はそう単純ではありません。
なぜなら、気軽に参加できるMLMというビジネスには、それだけたくさんの人が参加してくるからです。
どれだけ本気でやっているかは別として、MLMでビジネス活動をしている人がそこら中に溢れていて、お客さんはその話に飽き飽きしている。
しかも「騙されるんじゃないか?」と警戒されている。
そういう環境の中で上位の一握りに入ろうとすれば、それだけの困難を覚悟しなくてはならないことがすぐに想像できるでしょう。
MLMはローリスクで始められるビジネスですが、それだけに競争相手も多く、リターンを得られる確率も低いということを覚悟しておかなくてはなりません。
※「MLM」はネットワークビジネス、ネットワークマーケティング、日本語では連鎖販売取引等と呼ばれているビジネスの手法と同義のものです。当サイトではMLMと表記を統一しています。
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